北アルプス

【奥穂高岳②】ザイテングラートを越えて、標高3,190mの頂へ!

おいじ@登山
奥穂高岳山頂付近の岩稜と広がる展望
標高3,190m、日本第3位の頂を目指します

奥穂高岳2泊3日テント泊登山、今回は後編です。2日目はいよいよ涸沢カールから奥穂高岳の山頂を目指します。

前編(上高地〜涸沢カール編)をまだの方は、そちらから読んでいただけると嬉しいです。

📋 結論からひとこと

標高3,190m・日本第3位の奥穂高岳に、無事登頂できました!
ザイテングラートは慎重に。ジャンダルムの迫力と雷鳥との出会いは、一生モノの思い出になりました。

涸沢から奥穂高岳へ。ルートの基本情報

奥穂高岳は標高3,190m。富士山、北岳に次ぐ日本第3位の高峰で、日本百名山「穂高岳」の主峰です。

涸沢からの一般的なルートは、ザイテングラートという岩尾根を登って穂高岳山荘へ。そこから岩場をよじ登って山頂を目指します。

ザイテングラートは滑落事故が多い場所として知られていて、ヘルメットの着用が推奨されるエリアです。マイヘルメットを持っていなかった私たちは、涸沢ヒュッテでレンタルしました。

📊 今回の山行データ・2〜3日目(YAMAPより)

項目データ
山名奥穂高岳(標高3,190m)
日程2021年10月5日〜6日(2泊3日の2〜3日目)
2日目ルート涸沢⇔ザイテングラート⇔穂高岳山荘⇔奥穂高岳
2日目データ約8時間39分/約5.3km/↑約968m ↓約971m
3日目ルート涸沢→横尾→徳沢→明神→上高地
3日目データ約8時間19分/約17.9km/↑約224m ↓約1,021m
天気2日目:快晴/3日目:薄曇りのち晴れ

朝5時起床。アタック装備で出発!

2日目の朝は5時ごろ起床。奥穂高岳登頂に向けて準備を始めます。

夜明け前の涸沢テント場から見上げる星空と稜線
朝5時、まだ星が残る空の下で出発準備

大きなザックはテントに置いて、アタックザックに水や行動食など最低限の荷物だけを詰めます。前日のシャリバテの反省を活かして、行動食はしっかり用意しました。

涸沢ヒュッテでヘルメットをレンタルして、7時ごろいざ出発です!

レンタルしたヘルメットをかぶった登山者
涸沢ヒュッテでヘルメットをレンタル。安全第一で挑みます

この日も天気は最高。雲ひとつない青空に、期待がふくらみます。

快晴の朝の涸沢カールとテント場
この日も雲ひとつない快晴。絶好のアタック日和です

緊張のザイテングラートへ

しばらく進むと、正面にザイテングラートが見えてきます。

紅葉の中に建つ涸沢小屋とそびえる岩壁
涸沢小屋の脇を通って、いよいよ登りが始まります
奥穂登山道と書かれた道標
道標に従って奥穂登山道へ
紅葉に囲まれた岩場の登山道を登る登山者
見上げれば紅葉、振り返れば涸沢。何度も足が止まります
ザイテングラートへ続くガレ場を見上げる
正面に見えてきたのがザイテングラート。緊張が高まります

危険箇所として有名な場所なので、気を引き締めて慎重に進みます。手も使いながら、一歩ずつ確実に。

ザイテングラートの岩場を手を使って登る登山者
手も使いながら、一歩ずつ慎重に
ヘルメットを着けてザイテングラートの岩場を登る登山者
三点支持を意識して、ゆっくり確実に登ります

途中で振り返ると、紅葉の涸沢カールを見下ろすことができました。ここまで登ってきたご褒美のような景色です。

ザイテングラートから見下ろす紅葉の涸沢カール
振り返ると涸沢カールがはるか下に。よく登ってきました

9時半ごろ、稜線に建つ穂高岳山荘に到着しました。

赤い屋根の穂高岳山荘と休憩する登山者たち
9時半ごろ、穂高岳山荘に到着。ここでひと休みします

穂高岳山荘から山頂へ。ジャンダルムのド迫力

山荘で休憩と水分補給を済ませて、いよいよ山頂アタックです。小屋の裏からは、あのジャンダルムも見えました。

小屋からすぐにハシゴが始まります。高度感がすごくて、思わず足がすくみました。

山頂への登りから見下ろす穂高岳山荘と稜線
ハシゴを越えて振り返ると、山荘があんなに小さく

ガレ場を慎重に進んでいくと、目の前にジャンダルムが姿を現します。写真などで見るよりも、はるかにスケールが大きいです。

奥穂高岳山頂手前から望むジャンダルム
ド迫力のジャンダルム。写真で見るより何倍も威圧感があります

よく見ると、てっぺんに小さく人が見えました。世の中にはすごい人がいるものです…。

そして11時前、ついに奥穂高岳の山頂(3,190m)に登頂です!

奥穂高岳山頂から望む槍ヶ岳方面の稜線
山頂からは槍ヶ岳の穂先までくっきり見えました

山頂からは前穂高岳や槍ヶ岳、そして眼下には上高地まで見渡せました。上高地を見下ろしながらの、のんびり休憩。最高に贅沢な時間でした。

山頂から見下ろす上高地と蛇行する梓川
眼下には上高地と梓川。あそこから歩いてきたと思うと感慨深いです
山頂で休憩中の登山靴越しに見る上高地方面
ふたりでひと休み。この足で登ってきました
奥穂高岳山頂の岩の上に立つ登山者
大展望を目に焼き付けます

下山中に雷鳥さん登場

景色と写真をたっぷり堪能して、名残惜しくも下山開始です。

すると下山の途中で、なんと雷鳥を発見!岩場と完全に同化していて、最初はどこにいるのか分かりませんでした。

岩場に紛れた雷鳥
どこにいるかわかりますか?岩と完全に同化した雷鳥さんです

12時半ごろ穂高岳山荘に戻り、ランチをいただきました。稜線の小屋でのごはんは格別です。

岩壁に架かるハシゴを下る登山者
下りのハシゴは登り以上に緊張します
穂高岳山荘のラーメン
お昼は山荘であったかいラーメン。疲れた体に染みわたります

休憩後、テント場に向けて下山再開。ザイテングラートは登りよりも下りの方が事故が多いそうです。ゆっくり慎重に下ります。

ザイテングラートを下りながら涸沢を見下ろす
下りは登り以上に事故が多いそう。集中して下ります

この日はテント場に戻るだけなので、時間はたっぷりあります。紅葉のカールの中をのんびり抜けて、15時ごろ無事にテント場へ帰ってきました。

赤や黄色に色づいた紅葉の中を下山する登山者
紅葉のカールの中をのんびり下る、幸せな時間

涸沢の夜と、モルゲンロートの朝

夜は、テント場の夜景を撮影しに外へ。色とりどりのテントの灯りは、涸沢名物の絶景です。夜の涸沢ヒュッテのテラスも大賑わいでした。

夜の涸沢に灯る色とりどりのテントの明かり
涸沢名物、テントの灯り。この夜景が見たかったんです
夜の涸沢ヒュッテのテラスでくつろぐ人たち
ヒュッテのテラスも夜までにぎやかでした

明日の下山に備えて、この日も早めに就寝しました。

翌朝は若干曇り気味でしたが、モルゲンロートも見ることができました。朝焼けに染まる穂高の稜線は、言葉が出ない美しさでした。

朝焼けに染まる穂高の稜線と涸沢のテント場
最終日の朝はモルゲンロート。稜線が赤く染まりました

3日目、徳沢園のカレーと平湯温泉で締めくくり

テントを撤収して、7時すぎに上高地へ向けて下山開始です。

紅葉の登山道を下山する登山者たち
名残惜しいですが、紅葉の道を上高地へ下ります

途中の徳沢園では、お楽しみのカレーライスをいただきました。歩き続けた体に染みわたる美味しさです。

徳沢園のカレーライス
お楽しみの徳沢園カレー。歩き続けた体に染みわたりました

帰りは明神から明神池のほとりを通るルートで、のんびり上高地へ向かいました。

とはいえ3日分の疲れはさすがに重く、最後の林道で妻はもう足を引きずっていました。本当によく頑張りました。

バスであかんだな駐車場に戻るころには、二人とも筋肉痛で階段を登るのもやっとの状態。帰りは平湯温泉で3日分の汗を流して帰宅しました。

ちなみに帰宅後、1週間ぐらいは体中ガタガタでした。へっぽこ夫婦にとっては、勲章のような筋肉痛です。

🕐 2日目のタイムライン

07:00 涸沢を出発

アタックザック+レンタルヘルメット

09:30 穂高岳山荘に到着

ザイテングラートを慎重に通過

11:00ごろ 奥穂高岳 登頂!

山頂でのんびり展望休憩

12:30 穂高岳山荘でランチ

下山中に雷鳥と遭遇

15:00ごろ テント場に帰着

紅葉のカールを抜けて無事下山

まとめ:へっぽこ夫婦、日本第3位の頂に立つ

🏔️ まとめ

紅葉ピークの涸沢カールと、標高3,190mの奥穂高岳。シャリバテあり、筋肉痛ありの3日間でしたが、一生忘れられない山行になりました。

ザイテングラートや山頂直下の岩場は、慎重に行動すれば私たちのようなへっぽこ夫婦でも歩き通せました。ただし油断は禁物。ヘルメットの着用と、時間に余裕を持った計画をおすすめします。

退院明けから頑張ってくれた妻に感謝。次の山でも、ふたりで一歩ずつ登っていきます!

管理人
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駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
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