北アルプス

【雄山】残雪の立山。スノーシューで歩いて、雄山の山頂へ

おいじ@登山
雪の稜線の先に見える雄山山頂の鳥居
雪の稜線の先に雄山山頂の鳥居が見えます

📋 結論からひとこと

残雪期の立山は、晴れれば別世界。私たちでもスノーシュー+アイゼンで雄山山頂まで行くことが出来ました。
日焼け対策必須・装備選びが鍵・雷鳥にも会える2日間でした。

残雪期5月の立山へ行ってきました。

目的は残雪期のスノーシューハイキング。せっかくなので雄山の山頂も目指すことにします。装備は12本アイゼン・ピッケル・スノーシュー・チェーンスパイクとひととおり揃えたけど、今回は贅沢にも小屋泊なのでパックは比較的軽め。時間も余裕があるので、それが少し心強かったです。

📊 今回の山行データ(YAMAPより)

項目データ
山名立山(雄山)標高3,003m
日程2025年5月8日(木)〜9日(金)2日間
活動時間8時間49分(2日間合計)
歩行距離7.9km
累積標高差↑715m ↓729m
コース定数17(ふつう)
消費カロリー1,462kcal
残雪の雄山登山ルート図(室堂から一の越経由)
今回のルート。室堂から一の越を経て雄山へ

立山・雄山ってどんな山?

雄山(おやま)は、富山県の立山連峰にある標高3,003mの山。大汝山・富士ノ折立とあわせて「立山」と呼ばれ、その主峰にあたります。立山は富士山・白山と並ぶ日本三霊山のひとつで、日本百名山にも選ばれています。

山頂には雄山神社の峰本社が建ち、夏は多くの参拝登山者で賑わいます。そして立山黒部アルペンルートを使えば、標高2,450mの室堂まで乗り物で一気に上がれるのが大きな特徴。3,000m級のなかでは挑戦しやすい山だと思います。

アクセス:立山黒部アルペンルートで室堂へ

富山県側からは、立山駅からケーブルカーで美女平へ。そこから高原バスに乗り換えて、終点の室堂に到着します。私たちもこのルートで入りました。

5月の高原バスは、車窓からの雪景色がすでにご褒美です。「雪の大谷」と呼ばれる雪の壁の区間は圧巻で、バスの中からでも十分楽しめます。

1日目:残雪の室堂から雄山山頂へ

立山駅からケーブルカー・バスで室堂へ

立山駅前を出発、ケーブルカーへ
立山駅を出発!ケーブルカーに乗ります

立山駅からケーブルカーで美女平へ、そこからバスに乗り換えて室堂を目指す。バスの車窓からもすでに絶景。道の両脇に雪の壁が迫っていて、ここだけで来た甲斐があると思いました。

美女平でバスに乗り換え
美女平。ここからバスに乗り換え
バスの車窓から見る雪の壁
バスの中から!😚

室堂に降り立つと、一面の白。想像はしていたけど、実際に目の前に広がると改めて圧倒されます。

一面真っ白な室堂平と登山者たち
一面真っ白!😳
目の前に室堂山荘と雪をかぶった雄山
目の前に室堂山荘と雄山😎
振り返って見た室堂ターミナル方面
振り返って室堂ターミナル

スノーシューを履いて一の越山荘へ

今日の宿泊先・室堂山荘に到着。チェックインにはまだ早いので・・

モンベルのスノーシューを装着
モンベルのスノーシュー😁
スノーシューで雪原を歩き出す
いざ出発!

とりあえずスノーシューを履いて一の越山荘を目指します
フカフカな雪質ではないので不要かもですが、せっかく持ってきたので使いたいんです。😅

道中は踏み跡が多く、トラバース気味になる箇所もあるので「やっぱり12本アイゼンにしておけばよかったかな?」と思う場面も。周りの方たちもスノーシューは少数派でした。

一の越へ続く雪の斜面を登る人の列
みんな登ってますね😀
しっかりしたトレースを辿って登る
トレースはしっかりしているので安心です

☀️ 残雪期の立山、日焼け対策は必須

天気が良すぎて日差しが容赦なかった・・。サングラスを外すと目を開けていられないほどの照り返し。UVカットのフード付きロンT+帽子+サングラスで対策。日焼け止めは途中で塗り直します。風もほとんどなく、薄手のフリースで暑いくらいでした。

強い日差しの中、一の越へ登る
とにかく日差しが凄いです
岩と雪の尾根の先に頂上社務所が見える
頂上社務所が見えました😊

🏔️ スノーシューのヒールリフターが大活躍

残雪期の登りはほぼ直登になるのでじわじわと体に来ます。スノーシューのヒールリフターのおかげでふくらはぎの負担がだいぶ抑えられました。道具の選び方って大事だと実感。

一の越山荘への雪の直登
直登!登り切ると一の越山荘です😤

一の越山荘でアイゼンに換装、雄山山頂へ

一の越山荘からの眺めも素晴らしい。トイレを借りて、ここで12本アイゼンに換装。荷物をデポして、いよいよ雄山山頂を目指します。

遠くに見える北アルプスの山並み
穂高連峰ですかね🤔
ここから雪と岩のミックスの登り
ここから雪、岩のミックス😑
一の越で荷物をデポして装備を整える
装備を整えて、荷物はデポして身軽に

山頂直下は雪と岩のミックスで、なかなか歩きにくかったです😫。アイゼンのひっかけに気をつけながら、ピッケルも使ってゆっくり一歩ずつ登りました。振り返ると荷物を置いてきた一の越山荘、歩いてきたルート、室堂ターミナル、宿泊予定の室堂山荘まで見渡せました。

振り返ると眼下に一の越山荘
振り返って一の越山荘
歩いてきた雪原のルートを見下ろす
歩いてきたルートがわかります
頂上社務所まであと少しの雪の登り
もう少しで頂上社務所

山頂!見渡す限りの大パノラマ

山頂に着くと、見渡す限りの大パノラマ!剱岳、穂高連峰……。雪に覆われた峰々が連なる様子は、まるで水墨画のようでした😍。よく言われる表現だけど、本当にそうとしか言えなかった。山頂のお社にお参りもして、しばらく景色を堪能しました。

快晴の山頂から望む雪の北アルプス
快晴☀️
雄山から望む剱岳
剱岳も見えます
雪の稜線の先に見える雄山山頂の鳥居
山頂に向かいます
雪に埋もれた山頂の鳥居
鳥居がこんなに埋もれてます
雄山神社頂上社務所の前で記念撮影
山頂!😌
山頂から続く雪の峰々
山の名前はわかりませんが・・
美しい雪の山々のパノラマ
とにかく美しい!😍

下山中のヒヤリ

⚠️ アイゼンの引っかけに要注意

下山中、目の前で妻が転倒。1回転してしまった😭。アイゼンを岩にひっかけてしまったらしい。かなりヒヤッとしたが、幸い怪我はなかった。本人は転んだことよりも新調したウェアが汚れたことを気にしていたようだったが……。残雪期の雪と岩のミックス帯は慎重に。

下山中雷鳥に遭遇。
見守ってくれているのでしょうか?😀

雷鳥を探しながら見渡す雪の斜面
さて雷鳥はどこでしょう😳

一の越山荘で少し休憩してスノーシューに戻し、下山再開。午後になって雪が溶け始めており、スノーシューだと滑りやすく歩きにくかった。脚に結構な負担がかかって疲れました。😫

雪の斜面を下山開始
下山開始!
無事に室堂平の雪原まで下りてきました
無事に降りてきました😁
雪原をのんびり散歩
ちょっと散歩🚶‍♂️
本日の宿・室堂山荘の外観
本日お世話になる室堂山荘

室堂山荘にチェックインして、美味しい夕ご飯をいただいたあと、ちょっと散歩に繰り出します。

室堂山荘の夕食(ハンバーグ定食)
ハンバーグ!ごちそうさまでした😋
夕焼けに染まる雪の立山連峰
夕焼けも綺麗でした

個室の窓の外に雷鳥が現れた!


ふと窓の外を見ると——雷鳥!ちょっとテンションが上がりました。😍

個室の窓の外に現れた白い雷鳥
雷鳥が窓の外に!
室堂山荘の綺麗な個室
綺麗な個室でした

🕐 1日目タイムライン

08:20 スタート(室堂登山口)

一面の白。快晴・無風

09:54 一の越山荘

スノーシュー→12本アイゼンに換装・荷物デポ

11:52 立山(雄山)山頂 3,003m

剱岳・穂高連峰の大パノラマ。お参りも

13:16 一の越山荘(休憩)→下山

雪が溶け始め歩きにくい

14:14 室堂山荘(チェックイン)

窓から雷鳥を目撃!

残雪期の装備メモ:スノーシューは少数派でした

今回の装備は、12本爪アイゼン・ピッケル・スノーシュー・チェーンスパイクのフルセット。小屋泊で荷物が軽めだったので、思い切って全部持って行きました。

結果的には、直登ではスノーシューのヒールリフターが大活躍。一方で、トラバース気味の斜面や午後の緩んだ雪では、アイゼンの方が歩きやすい場面もありました。周りを見るとスノーシューは少数派で、ほとんどの方がアイゼンでした。

「これが正解」という道具はなく、雪質と時間帯で最適解が変わる。道具選びの難しさと面白さを実感した山行でした。

2日目:曇り空と、たくさんの雷鳥との出会い

🐦 曇りの日は雷鳥に会いやすいとか

翌朝は打って変わってどんより曇り空。でも、こういう天気のほうが雷鳥の遭遇率が高い。チェーンスパイクを履いて周辺を散策しながら室堂ターミナルへ向かう途中、本当にたくさんの雷鳥に会えた。青空だったらもっと映えたのにな、とは思いつつも、会えた喜びのほうが大きかったですね。

2日目は曇り空の雪原を歩く
あいにくの天気ですね😑

雷鳥の探し、写真を撮りながらのんびり歩きます。バスの時間まで本当に人が少なくて、静かで、最高でした。

ハイマツ脇にいたもふもふの白い雷鳥
もふもふ😍
雪の上の白い雷鳥
純白の冬毛の雷鳥に会えました!
雷鳥荘を見つめる雷鳥
雷鳥荘を見つめる雷鳥
間近で雷鳥を撮影する様子
こんなに近づいても写真を撮らせてくれました🫡
岩の上から雄山を見つめているような雷鳥
雄山を見つめているようです
人の少ない静かな雪の室堂平を歩く
バスが来ないから人がほとんどいません😀

雪の回廊を少し歩いて帰路へ

帰りは雪の回廊に少し立ち寄ってから、帰路につきました。

高い雪の壁が続く雪の回廊を歩く
雪の回廊

残雪期の雄山はこんな人におすすめ

① 雪山の雰囲気を味わってみたいけれど、長い雪道のアプローチは不安な方
② 雷鳥に会いたい方(この時期の遭遇率はかなり高いと感じました)
③ 夏の立山に登ったことがあって、違う表情を見てみたい方

ただし雪と岩のミックスや急斜面もあるので、軽アイゼンだけでは心もとない場面があります。私たちは12本爪アイゼンとピッケルを使って、安心して歩くことができました。

🏔️ まとめ:残雪の立山、また来たい!

晴天の1日目と曇りの2日目、それぞれ違う表情の立山を楽しめた2日間でした。残雪期の直登はしんどいし、山頂直下の雪と岩のミックスは緊張感があるけど、その分だけ山頂に着いたときの達成感と景色の迫力は格別でした。

スノーシュー・アイゼン・ピッケルをすべて使う今回のような山行は、装備選びや使い分けの勉強になりました。雷鳥も想像以上に近くで見られたし、室堂山荘の個室もよかったですよ。😁

次は晴れた日に雷鳥を撮りたい。

管理人
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駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
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