北アルプス

【双六岳②】天空の滑走路と憧れの三俣山荘へ

おいじ@登山

足が攣りかけながらも、なんとか双六小屋までたどり着いた1日目。この記事は、いよいよ憧れの三俣山荘を目指す2日目(2023年8月1日)と、新穂高へ下山する3日目(8月2日)の記録です。天空の滑走路に、青空の稜線歩き。へっぽこ夫婦にとって、忘れられない2日間になりました。

📋 結論からひとこと

天空の滑走路を歩いて双六岳・三俣蓮華岳へ。憧れの三俣山荘にもたどり着けた最高の2日目。
鷲羽岳は体力と時間を考えて潔く断念。「早着」を意識して、無事に新穂高まで下山できました。

📊 2日目・3日目の山行データ(YAMAPより)

項目2日目3日目
日付2023年8月1日2023年8月2日
ルート双六小屋〜双六岳〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜双六小屋双六小屋〜鏡平〜わさび平〜新穂高
歩行距離約9.2km約11.9km
累積標高差↑約804m ↓約802m↑約107m ↓約1,622m

まずは双六岳へ。天空の滑走路を目指して

2日目の朝、5時ごろに準備を済ませてテント場を出発しました。空は少し曇り気味。それでも、今日はずっと楽しみにしていた稜線歩きが待っています。

振り返ると双六小屋と西鎌尾根

実は今回、少しでも荷物を軽くするために、アタックザックは持ってきませんでした。なので、テント装備はデポして、50リットルのザックに水・行動食・レインウェアなどを詰めての行動です。日帰りザックがあればもっと身軽だったかな、というのは反省点です。

テント場からは、巻道を経由して三俣山荘へ向かうこともできます。

巻道を使わずに双六岳方面へ

でも、私たちはどうしても「天空の滑走路」を歩いてみたくて、双六岳を経由するルートを選びました。途中、少しだけ風雨に降られましたが、ありがたいことにすぐに止んでくれました。

少し風雨にやられました😁
天空の滑走路

そして、6時45分、双六岳に登頂!なだらかな山頂へと続く道は、噂どおりの天空の滑走路。晴れていれば、ここから望む槍ヶ岳はさぞかし絶景だったことでしょう。少しガスっていたのが心残りですが、それでも十分素晴らしい景色でした。

青空だったら最高だったでしょうね😓
双六岳山頂。登頂しました🙌

稜線歩きが最高!三俣蓮華岳へ

双六岳のあとは、三俣蓮華岳を目指します。

トレッキングポールでバランスをとりながら、下りは慎重に・・
景色が良すぎて、よそ見をしていると危ないですよ🫣

ここからの稜線歩きが、もう本当に最高でした。🤩

これから進む稜線。

歩いているうちに天気もどんどん回復してきて、青空も見えてきました。🤩

最高の天気です☀️

昨日の足の攣りが嘘のように、足取りも軽やかです。やっぱり山は、天気ひとつで気持ちがまるで変わりますね。

振り返ると笠ヶ岳が。あそこも行ってみたいですね🤔
雲の上にいます😲

そして8時半ごろ、三俣蓮華岳に登頂しました。🙌

三俣蓮華岳登頂!🙌

憧れの三俣山荘へ。鷲羽岳をバックにした絶景

三俣蓮華岳からは、急登を下って山荘を目指します。結構な激下りでした😭

ここからの下りは結構急です😵‍💫

しばらく下っていくと、よく写真で見る、鷲羽岳をバックにした三俣山荘が見えてきました。😆

ついにきました🤩

天気も良くなってくれたおかげで、その景色はもう、言葉に表せないほど。ずっと憧れていた場所に、自分たちの足でたどり着けた。そう思うと、じんわり感動がこみ上げてきました。9時45分、三俣山荘に到着です。

本当に居心地のいい山小屋です

ここでランチをいただいて、1時間以上ゆっくり休憩させてもらいました。

なかでも印象的だったのが、山荘の食堂です。山小屋というと素朴なイメージがありますが、ここはひと味違いました。落ち着いた空間で、窓からは山々の景色が広がります。まるで山の中の小さなカフェのよう。コーヒー一杯で何時間でも過ごせそうな、なんとも居心地のいい場所でした。

名物のジビエ料理でも知られているそうです。注文はナポリタンにしましたが・・😁

外に出れば、目の前にはどっしりとした鷲羽岳。中にはあたたかな食堂。この対比がまた、三俣山荘という場所の魅力なのかもしれません。ぜひ次回は、ここに泊まってのんびり過ごしてみたいと思います。

いつかは行ってみたい雲の平。その時に利用したいですね🙂

鷲羽岳は断念。次回のお楽しみに

実はこのまま、鷲羽岳まで足を延ばそうかと思っていました。でも、私たちの足では、3時ごろまでに双六小屋のテント場まで戻ってこられない気がして……。今回は思い切って諦めることにしました。

正直に言うと、三俣山荘から見上げた鷲羽岳が、思いのほか急登に見えてちょっとビビってしまったというのが本音です。

ここから往復するには流石にきつい😓

⚠️ 「行ける気がする」より「戻れる時間」

テント場までの帰り時間から逆算して、無理のない範囲で引き返す。山では「登れるか」より「明るいうちに戻れるか」が大事だと判断しました。当初の目的を達成できていたからこそ、潔く断念できました。鷲羽岳は次回のお楽しみです。

でも、当初の目的だった三俣山荘にはちゃんとたどり着けたので、大満足。鷲羽岳は、また次回のお楽しみにとっておくことにしました。へっぽこ夫婦には、これくらいの欲張らなさがちょうどいいのかもしれません。

三俣山荘のテント場。ここにもテント張ってみたいですね😀

巻道で双六小屋へ。日傘が大活躍

帰りは双六岳を経由せず、巻道を使って双六小屋へ戻ります。

伊藤新道が見えますね。私達には厳しいかもですが😭

この巻道沿いには、高山植物がそれはもうたくさん咲いていました。

足元に目をやれば、白や黄色、淡い紫の小さな花が、岩のあいだからけなげに顔をのぞかせています。名前のわからないものばかりですが、それでも「かわいいね」と立ち止まっては写真を撮り、なかなか前に進めません。ところどころにはお花畑のように群れて咲く一角もあって、稜線の緑とのコントラストが本当にきれいでした。

名前は分かりませんがとにかく綺麗でした☺️

厳しい環境の中で、こんなにも可憐に咲く花たち。短い夏を惜しむように咲くその姿に、なんだか力をもらえる気がします。行きは双六岳経由、帰りは巻道。同じ場所でも、ルートを変えるとまったく違う表情を見せてくれる。なんだか2度おいしい行程になりました。

そしてこの日、実はモンベルの日傘デビューを果たしました。初日はガス気味で使う機会がなかったのですが……この巻道は、多少の風はあっても日差しが強くて、日傘が大活躍。

日傘が大活躍😎

☂️ 夏山の新マストアイテム・日傘

写真を撮るときは少し邪魔ですが、休憩時や風のない稜線歩き・舗装林道では体力の消耗をぐっと防いでくれます。すれ違う登山者さんに何度も羨ましがられました。これからの夏山に、自信を持っておすすめできる装備です。

そうして14時半ごろ、双六小屋のテント場へ無事に帰ってきました。もし鷲羽岳まで行っていたら、きっと夕方になっていたはず。前日の「夕方着」の反省を生かして、早めに行動して早めに着く。やっぱりこれが大事だなと、あらためて実感した1日でした。明日の下山に備えて、この日も早めに就寝です。

おやすみなさい😴

🕐 2日目のタイムライン

05:00 双六小屋テント場 出発

曇り空、50Lザックで行動

06:45 双六岳 登頂

天空の滑走路を歩いて山頂へ

08:30 三俣蓮華岳 登頂

青空の稜線歩きが最高!

09:45 三俣山荘 到着

ランチ&1時間以上の休憩(鷲羽岳は断念)

14:30 双六小屋テント場 帰着

巻道経由で。早着で翌日に備える

3日目。ご来光を見て、いざ下山へ

最終日の朝は、4時半ごろにご来光を眺めるところからスタートしました。山の上で迎える朝は、何度経験しても特別です。空がだんだん色づいていく時間を、夫婦でただ静かに眺めていました。

ご来光を見届けたら双六小屋でお土産を物色して、5時半すぎにテント場を出発します。
ルートは1日目のピストンとなります。

お土産の物色🥲
好天の予感😀
撤収準備完了👍

双六小屋からは、槍ヶ岳へと続く西鎌尾根へ向かう登山者の方もたくさんいらっしゃいました。いつか私たちも歩いてみたい、憧れの縦走路です。

西鎌尾根に向かっていく登山者たち

朝日を浴びながら、お世話になった双六小屋、そして断念した鷲羽岳を振り返りつつ、来た道を戻っていきます。

鷲羽岳リベンジにまた来よう😤

黒百合ベンチで一息、日傘フル活用の下り

途中、朝露で濡れてしまったテントを乾かすため、黒百合ベンチで休憩をとりました。

テントを乾かして少しでも軽量化😅

帰り道は、初日には見られなかった景色が広がります。ガスで見えなかった分、下りで景色を楽しめるのは嬉しい誤算でした。

槍ヶ岳がくっきり☀️

鏡平山荘に寄り休憩を挟みます。

鏡平山荘が見えてきました😆
下山はあっという間・・

この日は天気も良くなったおかげで「鏡池」に映る槍・穂高連峰を見ることができました

写真と撮る位置が悪かったかな?😆

日が高くなって日差しも強くなってきたので、この日も日傘が活躍します。とくに遮るものが無い舗装林道では、日傘があるのとないのとでは大違い。すれ違う登山者の方に、何度も羨ましがられました。😅

そして、帰りのわさび平小屋で飲んだコーラは……もう最高!。歩き切ったあとの炭酸が、体に染みわたりました。

キンキンに冷えてやがる👍

無事に下山、そして締めの温泉とランチ

そうして14時半ごろ、無事に駐車場まで戻ってきました。2泊3日、足が攣りかけたり、鷲羽岳を断念したり。へっぽこ夫婦らしい山行でしたが、憧れの三俣山荘にたどり着けて、本当に大満足の山旅になりました。

下山後は、「ひがくの湯」で汗を流し、併設の登山者食堂でランチをいただきました。ボリューム満点で、歩き疲れた体に染みわたる美味しさ。下山後の楽しみとして、自信を持っておすすめできるお店です。

温泉と食事、どちらも最高です👍

🕐 3日目のタイムライン

04:30 ご来光

双六小屋で朝を迎える

05:30 双六小屋テント場 出発

西鎌尾根へ向かう登山者を見送る

08:20 鏡平山荘

休憩

14:30 新穂高 駐車場 到着

ひがくの湯で温泉&食事

🏔️ 双六岳テント泊のまとめ

天空の滑走路、青空の稜線、そして憧れの三俣山荘。鷲羽岳は次への宿題になりましたが、当初の目的をしっかり達成できた、大満足の2泊3日でした。あらためて「早着」の重要性の気づきと、日傘という新装備の発見も、私たちにとって大きな収穫です。

いつかは、断念した鷲羽岳に挑戦したいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また山でお会いしましょう。

管理人
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駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
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