北アルプス

【双六岳①】新穂高から双六小屋まで、足が攣りかけた1日目

おいじ@登山
笹原の道の先に見えた双六小屋とテント場
笹原の道の先に双六小屋とテント場が見えてきました

ずっと行ってみたかった三俣山荘を目指して、アラフィフ夫婦が2泊3日のテント泊に挑戦してきました。この記事は、その初日(2023年7月31日)の記録です。新穂高から双六小屋まで、足が攣りかけながらのスタートになりました。

📋 結論からひとこと

テント泊装備の重さと暑さで足が攣りかけ、引き返そうかと本気で迷った初日。
それでも休憩を重ね、17時前になんとか双六小屋に到着できました。駐車場の事前予約は大正解でした。

双六岳ってどんな山?

今回挑戦したのは、北アルプスの奥深くにある双六岳(すごろくだけ)です。標高は2,860mほど。岐阜県と長野県の県境、飛騨山脈に位置する大きな山です。

なだらかで広々とした山頂部が特徴で、山頂へと続く道は「天空の滑走路」と呼ばれていると言われています。まるで空に向かって滑走路が伸びているような、なんとも夢のある景色なのだそうです。

そんな双六岳のさらに奥には、私たちがずっと行ってみたかった三俣山荘があります。YouTubeでその様子を見てから、「いつか自分たちの足で行ってみたい」と憧れていた場所でした。今回は、その三俣山荘を目指しての山行です。

📊 1日目の山行データ(YAMAPより)

項目データ
日付2023年7月31日(1日目)
ルート新穂高〜わさび平小屋〜鏡平山荘〜双六小屋
歩行距離約13.0km
累積標高差↑約1,645m ↓約190m
天気強い日差し、のち稜線はガス気味
1日目のルート図(新穂高から双六小屋まで)
1日目のルート。新穂高から双六小屋を目指します

新穂高〜双六小屋:コースと休憩ポイントの整理

新穂高から双六小屋までは、大きく分けて「林道」「小池新道の登り」「稜線」の3区間です。序盤はわさび平小屋までのゆるやかな林道歩き。ここで水の補給とトイレを済ませておくと安心です。

小池新道に入ると本格的な登りが始まります。途中の秩父沢は沢風が涼しく、夏場は貴重なクールダウンポイント。正念場は鏡平山荘までの急登で、私たちはここで足が攣りかけました。

鏡平山荘から弓折乗越へ登り切れば、あとは気持ちのいい稜線歩きです。全体を通して道はよく整備されていますが、とにかく距離が長いので、時間と体力の配分が何より大事だと感じました。

ネット予約制の駐車場で大正解!

朝5時ごろ、新穂高センターに到着しました。実は、ここで事前にひとつ大きな決断をしていました。駐車場の予約です。

早朝の新穂高センター
新穂高センター

自家用車で向かったのですが、事前に調べたところ、この時期の無料駐車場はかなり早く着かないと満杯になってしまうとのこと。せっかく到着しても、車を止める場所に困るのは避けたい……。

そこで思い切って、有料ですが予約制の「深山登山者用駐車場」をネットで予約しておきました。これが、結果から言うと大正解。👍

ネット予約制の深山登山者用駐車場の看板
予約制なので安心😁

時間を気にすることなく止められましたし、場所も登山口から近い。これから長い行程を歩く体力面を考えると、十分に価値ありと判断しました。スタートから気持ちにゆとりが持てたのは、本当に大きかったです。

駐車場で車から荷物を出して準備
登山口も近いのでゆっくり準備できます👍

わさび平小屋で一息、いよいよ小池新道へ

準備を済ませ、まずは舗装された林道を歩いて「わさび平小屋」を目指します。

「双六岳・笠ヶ岳方面 わさび平小屋まで約70分」の道標
平坦路の70分はきついですね😓
薄暗い朝の舗装林道を歩く
暫く舗装林道歩きが続きます

7時20分ごろ、わさび平小屋に到着。トイレ休憩と水の補給を済ませて、再出発です。

わさび平小屋の水槽に浮かぶ冷えた野菜と果物
ネットでよく見る野菜が浮いています😄

30分ほど舗装林道を歩き小池新道に入ります。秩父沢を越えて、鏡平山荘を目指すルートです。

まだまだ続く林道歩き
まだまだ歩きますよ🚶
小池新道入口の看板
ここから小池新道へ

小池新道の入り口より、歩くこと約1時間20分。秩父沢に到着です。

沢沿いの登山道を進む
少し沢沿いを歩きます
秩父沢の道標に到着
秩父沢に到着😵‍💫

沢が気持ちよく風も上がってくるので、涼みながら休憩。生き返ります☺️
ボトルの水、アミノバイタルも沢で冷やして補給しました🙌

秩父沢の橋と山の眺め。風が涼しい
風も上がってきて涼しい😌
沢の近くで何かを捕まえた様子
何か虫を捕らえたようです😅

……ところが。秩父沢を越えたあたりから、足に違和感を感じ始めました。なんと、足が何度も攣りかけてしまったのです。😫

木道を進むもなかなか着かない鏡平への道
鏡平山荘までもう少しのはずなんですが、全然進みません😭

この日は登りでも日差しが強く、とにかく暑い。🥵水分も塩分も、補給が追いついていなかったのかもしれません。極力荷物を減らしたテント泊装備のつもりでしたが、それでもテント泊。小池新道に入ってから鏡平山荘までは急登が続くので、知らないうちにかなり足に来ていたようです。

オニユリの咲く登山道でヘロヘロに
もういや😫

⚠️ 足の攣りを防ぐために

夏の急登は想像以上に汗をかきます。水分だけでなく塩分(電解質)の補給も忘れずに。私は補給が追いつかず足が攣りかけました。こまめに、早めに摂るのが大事だと痛感しました。

正直なところ、「なんか吐き気もするし、このまま引き返そうかなあ・・🥵」と、本気で思いました。まだ初日、ここはまだ序盤。それでこの状態かと、少し弱気になってしまったのです。それでも、休憩をこまめに挟みながら、一歩ずつ。だましだまし足を進めました。

曇り空の鏡池。晴れれば槍・穂高が映るはず
池に槍ヶ岳、穂高連峰が映るという「鏡池」あいにくの曇りでイマイチ😅
やっと到着した鏡平山荘
やっと「鏡平山荘」に到着🙌

鏡平山荘でランチ、そして双六小屋へ

そうしてなんとかたどり着いた鏡平山荘。コースタイムを1時間以上オーバーしています。😵‍💫

鏡平山荘の建物と休憩する登山者
鏡平山荘に到着。ここでランチ休憩です

ここでランチをいただいて、しっかりエネルギー補給と休憩をとりました。食べて、休んで、体を立て直す。へっぽこ夫婦にとっては、この「立て直し」がとても大事な時間です。

鏡平山荘で牛丼を食べて回復
しっかり食べて回復に努めます😤

お腹も満たされたところで、次は弓折乗越を越えて、いよいよ双六小屋を目指します。

鏡平からの登り返し
また登りが始まります😱
ガスがかかる稜線への道
ガスってきました・・が、かんかん照りよりはいいです🙂‍↔️
弓折乗越の標識。眼下に鏡平山荘
先ほどまでいた「鏡平山荘」が見下ろせます😲

弓折乗越を過ぎると、しばらくは稜線歩き。

緑の稜線歩きが始まる
稜線歩きが始まります😋
開放感のある稜線を進む
開放感のある稜線
お花畑に咲く白い花々
お花も綺麗に咲いていました😍
ガスの中でも気持ちいい稜線歩き
ガスっていますが気持ちいい稜線歩きです

この日はガスり気味でしたが、考えようによっては、これがよかったのかもしれません。あの強い日差しに照らされ続けて体力を奪われることを思えば、むしろありがたいくらいでした。

双六小屋と鷲羽岳が見えてきた
双六小屋、鷲羽岳が見えてきました🤩

そして、双六小屋に到着したのは17時まえ。正直、ギリギリでした。テントの受付を済ませ、軽く夕食を食べたら……もう限界。あっという間に眠りに落ちてしまいました。

ヘロヘロで双六小屋のテント場に到着
もうヘロヘロです😵‍💫

🕐 1日目のタイムライン

05:37 新穂高 駐車場 出発

舗装林道を歩いてスタート

07:50 わさび平小屋

トイレ休憩・水補給

13:51 鏡平山荘

ランチでエネルギー補給

15:20 弓折乗越

ここからしばらく稜線歩き

16:50 双六小屋テント場 到着

受付→夕食→即就寝

足が攣りかけて学んだ3つのこと

① 水分と塩分はセットで補給する。水だけ飲んでいても足りませんでした。
② テント泊装備の重さを甘く見ない。「極力減らしたつもり」でも、急登では一気に効いてきます。
③ 迷ったら立ち止まって休む。休憩を重ねたからこそ、引き返さずに歩き切れました。

情けない初日でしたが、この失敗のおかげで2日目以降は補給を強く意識するようになりました。結果的にいい薬だったのかもしれません。

このコースはこんな人におすすめ

① 双六岳・三俣山荘方面へのテント泊デビューを考えている方
② 小屋が点在するルートで、安心して長い距離を歩きたい方
③ 鏡池や稜線の景色を、時間をかけて楽しみたい方

逆に、私たちのように暑さに弱い方は、真夏の小池新道は要注意です。早めのスタートと、こまめな補給を強くおすすめします。

🏔️ 1日目のまとめ

足が攣りかけたり、引き返そうかと迷ったり。へっぽこ夫婦らしい、なかなかハードな初日になりました。それでもなんとか、双六小屋までたどり着けてホッとひと安心。駐車場の事前予約だけは、自信を持っておすすめできます。

明日はいよいよ、憧れの三俣山荘へ。果たして無事にたどり着けるのでしょうか。2日目に続きます。

管理人
管理人
駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
記事URLをコピーしました