はじめての北アルプス!唐松岳1泊2日〜紅葉の八方尾根、熊との遭遇、そして大雲海〜
北アルプス。その名前を聞くだけで、なんとなく胸が躍りませんか。低山でのんびり山歩きを続けてきた私たちへっぽこ夫婦が、ついに北アルプスデビューを果たしました。2019年9月30日〜10月1日、唐松岳(2696m)への1泊2日の山行記録です。
唐松岳を選んだのは、初心者にも比較的登りやすいと評判だったから。そして何より、ちょうど紅葉の季節に合わせて9月末に行きたかったのです。テントはまだ持っていないので今回は初めての山小屋泊(そもそも山で寝泊りすることが初めて)。八方尾根の途中までリフトが使えるため、行動時間も短めという安心感も、背中を押してくれました。天気予報と何日も睨めっこして、ようやく決行を決意😤。さあ、初の北アルプスへ出発です!
📋 山行データ
| 山名 | 唐松岳(2696m)/ 北アルプス・後立山連峰 |
| 日程 | 2019年9月30日(月)〜10月1日(火)1泊2日 |
| コース | 黒菱駐車場 → 八方池山荘(リフト)→ 八方池 → 丸山ケルン → 唐松岳頂上山荘 → 唐松岳山頂(往復) |
| 距離 | 13.4km |
| 累積標高差 | 上り 1,352m / 下り 1,353m |
| 活動時間 | 11時間40分(2日間合計) |
| 宿泊 | 唐松岳頂上山荘 |
【1日目】紅葉の八方尾根を越えて、唐松岳頂上山荘へ
10:43 黒菱駐車場スタート
車は黒菱駐車場に止めました。ここからリフトを2本乗り継いで一気に標高を稼ぎます。リフトってほんとに助かりますよね😃。歩き始める前から体力を温存できて、序盤から気持ちに余裕が生まれました。
11:13 八方池山荘に到着
リフトの終点、八方池山荘に到着。ここがもう、すごい人でした。登山者から観光客まで、みんなが思い思いに準備を整えていて、まるでRPGゲームのギルドみたいな賑わい。高揚感が一気に高まりました。
ここからの道はしばらく整備された木道で歩きやすいので、軽装の観光客の方もちらほら。ガスの中に色づきかけた紅葉が見え隠れして、それだけでもう十分きれいでした。
12:22 八方池に到着
八方池に着きました。晴れていれば白馬三山が池に映り込む絶景スポットなのですが、この日はガスの中。でも、それはそれで幻想的な雰囲気で嫌いじゃなかったです。観光メインの方はここで引き返すようです。
八方池から先は、いよいよ本格的な山道になるのでそれなりの装備が必要になってきます。ガスの中を紅葉を眺めながら、ひたすら上を目指します。
13:35 扇雪渓で一休み
扇雪渓に到着して少し休憩。9月末ということもあり、雪渓はほとんど溶けていました。標高が上がってきた分、空気がひんやりとして、汗を冷やすのに気持ちいいくらい。エネルギーを補給しながら、気合を入れ直します。










⚠️ 丸山ケルン付近で熊の親子と遭遇!
丸山ケルンを過ぎたあたりで、突然妻が「あっ!」と声を上げました。振り返ると、登山道からおよそ20mほど先に熊の親子が!妻は熊と目が合ったそうで、かなり焦りました。私も一瞬体が固まりましたが、幸いにも熊の方から離れていってくれました。
熊よけの鈴は持っていたのですが、あの瞬間はとにかく息をのむ思いでした。北アルプスで熊に遭遇するとは思っていなかっただけに、野生との距離を改めて実感しました。山に入る以上、動物との遭遇は想定しておきたいですね。


🐦 初めての雷鳥との出会い!
すれ違った登山者の方から「あのあたりに雷鳥がいますよ」と教えていただきました。見てみると、岩のそばにちょこんと佇む雷鳥が数羽。人慣れしているのか、全然逃げません。初めての雷鳥との対面に、妻と二人で大興奮でした。疲れていた足も、一気に軽くなった気がしました。

丸山ケルンを越え、いよいよ稜線へ。その稜線に出た瞬間、目の前に白馬連峰がどんと広がりました。スケールが違いすぎて、しばらく言葉が出ませんでした。雲がだいぶ上がってきていて、山々が雲の中から姿を現す様子は圧倒的な迫力。「ここまで登ってきてよかった」と心から思えた瞬間でした。


15:08 唐松岳頂上山荘に到着
唐松岳頂上山荘に到着しました。チェックインを済ませて荷物を置いたら、外に出て夕陽を待ちます。山荘前から見える景色は、言葉が見つからないほど。刻々と変わる空の色を、ただただ眺めていました。夕食の後は、明日のご来光に備えて早めに就寝。心地よい疲労感の中で、深い眠りにつきました。








【2日目】大雲海のご来光と、青空の下山
04:49 山頂へ向けて出発
夜明け前の暗闇の中、ヘッドライトをつけて山頂を目指します。気温はかなり低く、防寒をしっかりしてきてよかったと思いながら歩きます。静まり返った山の夜明け前は、それだけで特別な体験でした。
05:15 唐松岳山頂でご来光
山頂に立った瞬間、息をのみました。見渡す限りの大雲海。雲の海がどこまでも広がって、その中から朝日がゆっくりと顔を出す。言葉ではうまく表せない感動でした。前日とは打って変わって青空が広がり、山頂から見下ろす唐松岳頂上山荘の姿がとても絵になっていました。スケールの大きさに、ただただ圧倒されました。









07:00 下山開始
十分に絶景を堪能した後、下山を開始します。雲の上を歩いているような感覚の中、ゆっくりと八方尾根を下りていきます。登ってきた道を戻るのですが、下りからの景色はまた違った表情を見せてくれて、何度も立ち止まって振り返りたくなりました。
八方池山荘でしばし休憩を取り、体を整えてから最後の下山へ。リフトで一気に下り、黒菱駐車場へ。
11:21 黒菱駐車場に無事下山!
2日間の山行が無事に終わりました。活動時間11時間40分、距離13.4km、累積標高差1,352m。数字で見るとなかなかのボリュームです。達成感と充実感が体いっぱいに広がりました。









まとめ:初の北アルプスは、盛りだくさんすぎる2日間でした
🏔️ 唐松岳1泊2日の山行を終えて
- 紅葉の八方尾根とガスの幻想的な景色が印象的でした
- 熊の親子との遭遇は正直かなり焦りましたが、よい経験になりました
- 初めての雷鳥との出会いは感動もの!
- 稜線からの白馬連峰の眺望はスケールが桁違い!
- 大雲海のご来光は、言葉にならない感動でした
- 初心者向けと言っても、しっかりした準備と体力は必要です
はじめての北アルプスは、想像をはるかに超える体験でした。「初心者向け」と言われる唐松岳ですが、それはあくまで北アルプスの中での話。しっかりとした準備と体力は必要です。でも、その分だけ得られるものも大きい。次はどの山に挑戦しようか、下山しながらもう考え始めていました。
