八ヶ岳

【天狗岳】黒百合ヒュッテ泊で八ヶ岳デビュー!─雪と快晴の2日間

おいじ@登山

📋 この記事でわかること

初めての八ヶ岳は、雪に見舞われました!
黒百合ヒュッテに1泊して、翌日の快晴のもと東天狗岳・西天狗岳をダブルで踏んできました。チェーンスパイクなど装備の備えの大事さを実感した2日間の山行記録です。

こんにちは、おいじです。

2024年5月、ふたりで念願の八ヶ岳エリアへ初めて足を踏み入れてきました。行き先は天狗岳(東天狗岳・西天狗岳)。黒百合ヒュッテに1泊する小屋泊山行です。

事前に愛用の登山アプリの「YAMAP」で他の登山者の活動日記をチェックし、残雪もほぼ無いだろう……とタカをくくっていたら、1日目からいきなり雪に見舞われることになりました。まあ、それがまた八ヶ岳の洗礼というやつなんでしょうか。ふたりとも「へっぽこ」自認のド庶民登山ですが、しっかり楽しんできましたよ!

📊 今回の山行データ(YAMAPより)

項目データ
山名東天狗岳(2,640m)・西天狗岳(2,646m)
登山日2024年5月9日(木)〜10日(金)
活動時間10時間48分(2日合計)
歩行距離10.3km
累積標高差↑ 898m ↓ 898m
コース唐沢鉱泉 → 黒百合ヒュッテ(泊)→ 中山峠 → 東天狗岳 → 西天狗岳 → 天狗の奥庭 → 黒百合ヒュッテ → 唐沢鉱泉
宿泊黒百合ヒュッテ(1泊)

1日目:まさかの5月の雪!唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテへ

朝7時すぎ、唐沢鉱泉の駐車場に到着しました。天気は……うーん、ガスり気味です。山の上は厚い雲に覆われていて、これはちょっと怪しいなあという感じ。でも雨ではないし、今日は天気次第では小屋に入るだけの予定だからと気を取り直して準備を始めます。

駐車場のすぐそばには、下山後に入る予定の唐沢鉱泉があります。「帰りが楽しみ😊」とふたりで言いながら登山道へ。苔むした気持ちのいい森の中を進んでいきます。

帰りに寄る予定の唐沢鉱泉

しばらく歩いていると、なんと雪が降り始めました❄️。最初はパラパラ程度だったのに、みるみるうちに積もっていきます。「これが八ヶ岳…」とふたりで苦笑い😅。

雪が降ってきたと思ったら・・🥲

でも、実はこういうこともあろうかと、念のためチェーンスパイクを持参していました。これが後々大正解になるとは、この時点ではまだ思っていなかったのですが。

あっという間に積もってきたのでチェーンスパイクを装着!🫡

出発から約3時間、黒百合ヒュッテに到着しました。時刻はまだ10時過ぎ。チェックインには早すぎる時間ですが、この天気ですし、さっさとお昼を食べてゆっくりすることにしました。

結構雪も降ってきたので早めにチェックインします

黒百合ヒュッテでのんびり

黒百合ヒュッテといえば、名物のビーフシチューが有名な山小屋です。ずっと食べてみたかったので、迷わず注文しました😋。

☕ 黒百合ヒュッテの名物ビーフシチュー

山小屋とは思えないほどのクオリティ!じっくり煮込まれた牛肉がほろほろで、体の芯から温まります。雪の中を歩いてきた後には最高のご馳走でした。黒百合ヒュッテに来たら絶対に食べてほしい一品です。

小屋の周りはこんな感じ。5月の雪景色、なかなか幻想的です

ゴールデンウィーク明けということもあり、この日の宿泊客はふたりを含めてたった3組ほど。静かな小屋でのんびりできました。漫画を読んだり、ウトウトしたり……こういう山での何もしない時間も、なかなかぜいたくですよね。

この談話室で本読んだりゆっくりします

天気が良ければ当日のうちに天狗岳へ登ろうかとも思っていたのですが、この空模様で景色も微妙だなと思い大人しく諦めました。無理をしない、それが「へっぽこ」流です。

夕方5時ごろに夕食をいただき、翌日に備えて早めに就寝。明日の天気に期待を込めながら眠りにつきました。

夕飯のハンバーグ

🕐 1日目のタイムライン

07:17 唐沢鉱泉駐車場 出発

ガスり気味の曇り空からスタート

07:21 唐沢鉱泉 通過

下山後に入浴予定の温泉をチェック

途中から雪

みるみる積もり始める…チェーンスパイク持参で正解!

10:18 黒百合ヒュッテ 到着

出発から約3時間。早めにチェックインしてまったり過ごす

2日目:快晴!東天狗岳・西天狗岳を目指して

翌朝目を覚ますと……快晴!😆前日のあの雪はどこへやら、雲ひとつない青空が広がっています。ふたりで「やった〜!」と小躍りしながら出発の準備をしました。

2日目の朝。前日の雪が嘘のような快晴です!

6時半すぎに黒百合ヒュッテを出発し、まずは中山峠を目指します。峠まではあっという間でしたが、峠を越えたあたりから雪が残っていて、日陰では完全に凍結している箇所もありました。

雪や凍結箇所が出てきたのでチェーンスパイクを装着します😑

⚠️ 5月の天狗岳、チェーンスパイクは必携!

中山峠を過ぎると残雪が多く、特に午前中の日陰では凍結箇所があります。5月でも油断は禁物です。チェーンスパイクがあれば安心して歩けますが、ないと危険な場面もありました。残雪期に天狗岳へ行く方は、念のため持参することを強くおすすめします。

東天狗岳(2,640m)── 大パノラマに感動!

出発からおよそ1時間半、東天狗岳(標高2,640m)に到着!

雪をまとった赤岳阿弥陀岳がくっきりと見え、南アルプスや中央アルプスまで広がる大パノラマ。天気が良すぎて、遠くの山まで鮮明に見渡せます。「昨日のあの天気のまま来ていたら、この景色は見られなかったんだなあ」とつくづく思いました。小屋泊ならではの「天気待ち」ができたおかげです。

東天狗岳からの大パノラマ。雪をまとった赤岳(左)が圧巻です
東天狗岳から西天狗岳(右のなだらかなピーク)を望む。あちらにも行きますよ!
バックに赤岳
私にはここに座れませんでした🥶

西天狗岳(2,646m)── ザレた急登を越えて

東天狗岳の景色に満足したところで、次は西天狗岳(標高2,646m)へ向かいます。東天狗岳から西天狗岳への道の途中で、ザックをデポしました。少しでも身軽にしたかったのです。

東→西への登り返しは、ザレた(砂利っぽい)急斜面で、なかなかグリップが効かずに歩きにくかったです。一歩踏み出すたびに足元が滑る感じで、「ここ、登りよりも下りの方が怖そう…」と思いながら慎重に進みました。

西天狗岳への登り。ザレていて踏ん張りがきかない急斜面です

それでも、8時45分に西天狗岳の山頂に到着!ここからの眺めもまた最高でした。天狗岳は双耳峰(ふたつのピークがある山)なので、東と西、それぞれから見る景色が違って面白いです。

西天狗岳山頂!背景には雪をまとった峰々が広がります
根石岳山荘が見えます

天狗の奥庭経由で下山

景色をたっぷり堪能してから、下山ルートは天狗の奥庭を経由して黒百合ヒュッテへ戻るコースを選びました。

このルートが思ったより岩場だらけで、なかなか気を使う区間でした。足の置き場をひとつひとつ確認しながら、慎重に進みます。スリルはありましたが、景色は素晴らしくて飽きません。

11時ごろ黒百合ヒュッテに帰着し、しばらく休憩。そこから来た道をそのまま引き返し、13時56分に唐沢鉱泉の駐車場に無事下山完了しました。

下山後は、もちろん唐沢鉱泉で温泉にひとっ風呂浴びてから帰路につきました。登山後の温泉って、なんでこんなに気持ちいいんでしょうね。疲れも汚れも全部流れていく感じがします。

🕐 2日目のタイムライン

06:34 黒百合ヒュッテ 出発

前日とは打って変わって快晴!

06:42 中山峠 通過

ここからチェーンスパイク装着。日影は凍結あり

07:58 東天狗岳(2,640m) 到着

大パノラマ!赤岳・阿弥陀岳がくっきり

08:45 西天狗岳(2,646m) 到着

ザレた急登を越えて双耳峰の高い方へ

11:00ごろ 黒百合ヒュッテ 帰着(天狗の奥庭経由)

岩場ルートで気を使う区間あり

13:56 唐沢鉱泉駐車場 下山完了

そのまま唐沢鉱泉の温泉へ!

🏔️ まとめ

初めての八ヶ岳・天狗岳は、まさかの1日目雪・2日目快晴というドラマチックな2日間でした。小屋泊ならではの「天気待ち」ができたおかげで、最高のコンディションで山頂を踏むことができました。

黒百合ヒュッテのビーフシチューは噂に違わぬ美味しさ。チェーンスパイクも大活躍で、5月の残雪期にも安心して歩けました。

天狗岳は初心者〜中級者にもおすすめできる山ですが、残雪期は装備をしっかり整えて挑んでくださいね!次はぜひ紅葉の季節にも来てみたいと思っています。

管理人
管理人
駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
記事URLをコピーしました