中央アルプス

【木曽駒ヶ岳】千畳敷カールと宝剣岳「トロルの舌」絶景の2日間

おいじ@登山
快晴の千畳敷カールと紅葉の斜面

こんにちは。おいじの山ログへようこそ。

先月の立山で初めてのテント泊デビューを果たした私たち。今回は2回目のテント泊として、中央アルプスの木曽駒ヶ岳に行ってきました。

紅葉には少し遅かったですが、2020年10月12日〜13日、一泊二日の山行です。2日間ずっと快晴という最高のご褒美と、へっぽこらしい誤算がひとつ。そんな記録です。

📋 結論からひとこと

千畳敷カールも宝剣岳もご来光も、全部が大当たりの2日間でした。
ただしテント泊装備での八丁坂はかなりキツめ。そして山小屋の営業期間を確認し忘れた私たちには、ちょっぴり苦い教訓も。秋の山小屋は小屋じまいの時期に要注意です!

木曽駒ヶ岳ってどんな山?

木曽駒ヶ岳は長野県にある標高2,956mの山です。中央アルプス(木曽山脈)の最高峰で、日本百名山にも選ばれています。

有名なのが、約2万年前の氷河によって削られたと言われる千畳敷カール。お椀のような地形に高山植物や紅葉が広がる、まさに絶景スポットです。

菅の台バスセンターからバスとロープウェイを乗り継げば、一気に標高2,612mの千畳敷駅へ。山頂までは往復約4時間ほどで、アルプス入門の山としても人気です。

「初心者向け」とよく紹介されますが、八丁坂の急登はなかなかのもの。特にテント泊装備だと、体感難易度は別物になります(後述します…)。

今回の山行データ

📊 今回の山行データ(YAMAPより)

項目データ
山名木曽駒ヶ岳(2,956m)・宝剣岳・中岳
日程2020年10月12日〜13日(テント泊1泊2日)
活動時間11時間33分(2日間合計)
歩行距離約6.7km
累積標高差↑704m ↓704m
天気両日とも快晴

1日目:圧倒される千畳敷カールからスタート

菅の台バスセンターに車を停め、バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷駅へ。駅の扉を出た瞬間、目の前に千畳敷カールがドーン!

快晴の千畳敷カールと紅葉の斜面
いきなり千畳敷カールの大迫力🤩

カールと青空のコントラストに、ふたりして「うわぁ…」と声が出ました。まだ一歩も歩いていないのにこの絶景。ロープウェイ、恐るべしです。

宝剣岳と千畳敷カールの看板
宝剣岳の看板。あの岩峰に今日登ります
まずはお参りします

テント泊装備の八丁坂、なめてました

千畳敷カールを抜けると、いよいよ急登の八丁坂です。木曽駒ヶ岳は初心者向けと言われますが、テント泊装備の重いザックだと話は別。

一歩一歩がずっしり重く、何度も立ち止まって呼吸を整えました。ふと振り返ると、いつの間にか雲が下から湧き上がってきています。

まるで雲の上を歩いているような、不思議な感覚。この景色に励まされながら、約1時間半で乗越浄土に到着しました。

振り返ると雲が上がってきました
乗越浄土の道標
乗越浄土に到着

宝剣山荘で受付。そして、まさかの誤算

乗越浄土からすぐの宝剣山荘へ。トイレをお借りして、テント泊の受付を済ませます。

青い屋根の宝剣山荘。あそこでテントの受付をするのですが・・・

ここで衝撃の事実が発覚。この先の頂上山荘は、なんと今日で小屋じまいとのこと😱(テント場は使えます)。

楽しみにしていた山小屋の売店が使えないのは大誤算。完全に事前確認不足でした…。言っていても仕方ないので、気持ちを切り替えます。

⚠️ 山小屋の営業期間は必ず事前確認を!

秋の山小屋は10月中旬ごろに営業を終えることが多いです。小屋じまい後はテント場が使えても、売店や食事は利用できません。私たちのように現地で知るとかなりショックなので、公式サイトなどでの事前確認を強くおすすめします。

頂上山荘テント場へ。ほぼ貸し切りの静けさ

気を取り直して、頂上山荘のテント場に向かいます。

振り返ると「宝剣岳」テント張ったら登りますよ🫡
中岳を経由してテント場へ

小屋じまいの影響か、テントはわずか3張りほどでした。

テント泊はまだ2回目。慣れない手つきながら、なんとか設営完了です。広々としたテント場をほぼ貸し切りで使えるのは、ちょっと贅沢な気分でした。

頂上山荘テント場に設営したテント
我が家、設営完了。雲を見下ろす特等席です

宝剣岳アタック!岩と鎖のアスレチック

荷物をアタックザックに替えて、午後は宝剣岳へ。その前に宝剣山荘に戻り、ビーフシチューで腹ごしらえをしました。これが沁みるおいしさ。

宝剣岳は岩場と鎖場の連続で、かなりアスレチック感のあるルートです。三点支持を意識しながら、慎重に慎重に登っていきます。

宝剣岳の鎖場を慎重に登る
岩と鎖の連続。見上げるとなかなかの迫力です

妻、「トロルの舌」に立つ

宝剣岳の名物といえば、空に突き出した岩「トロルの舌」。SNSや雑誌でよく見かける、あの場所です。

妻はスタスタと岩の先端へ。雲海をバックに両手を広げて、完全に主人公の風格です。

一方の私は、どうしても足がすくんで無理でした…。離れた安全な場所から、カメラマンに徹します。いや・・いいんです😑。

ロープウェイの駅も見えます

14時ごろ、無事に宝剣岳から下りてテント場へ戻りました。軽めの夕食を済ませ、明日のご来光に備えて早めに就寝です。😴

夜のテント場に灯るテントの明かり
夜のテント場。テントの明かりがぽつぽつと灯ります

2日目:雲海から昇るご来光、そして山頂へ

朝5時ごろ、ヘッドライトを点けて木曽駒ヶ岳山頂を目指します。空が少しずつオレンジ色に染まっていきます。

雲海がすごい🫪
木曽駒ヶ岳山頂(2,956m)

そして、雲海の向こうからご来光!見渡す限りの雲の海。遠くには富士山のシルエットも見えました。

富士山も見えました☀️
雲海から昇るご来光。言葉になりません

山頂では寒さも忘れて、30分ほど景色を堪能。この時間を味わえるのは、山で朝を迎えた人だけの特権ですね。

木曽駒ヶ岳山頂の標識(標高2,956m)
山頂の神社と、雲海に浮かぶ御嶽山。神々しい朝です

テント場で心温まるチケット交換

さあテント場に戻って下山準備です😃

テント場に戻って撤収していると、ある方に声をかけられました。「天気がいいのでもう一泊したいんです。ロープウェイのチケットを交換してもらえませんか?」

ロープウェイのチケットは、期限内ならいつ乗車してもOK。その方のチケットは期限が迫っていて、私たちのものはまだ余裕がありました。

もちろん快く交換しました👍。それにしても、この快晴の中でもう一泊できるなんて、羨ましすぎます…!

下山も絶景づくし。紅葉のロープウェイ

名残惜しくテント場を後にして、絶景の中を下山します。

ロープウェイ駅に向かって下山開始😊 日差しが強いので日焼け止めたっぷり塗りました

千畳敷カールまで下りて見上げると、昨日立った「トロルの舌」が見えました。

妻と「あんなところ、よく立てたな…😱」としみじみ。下から見ると、なおさら信じられません。

私には無理です・・😑

千畳敷カールまで戻ってきました
あの出っ張りが「トロルの舌」

帰りのロープウェイからは、紅葉が見事のひとこと。私はずっとiPhoneで動画を撮りまくっていました。

これに乗って帰ります
ロープウェイからの紅葉

下山後は駐車場近くの「こまくさの湯」でさっぱり。2日分の汗と疲れを流して、帰路につきました。

早太郎温泉こまくさの湯の入口
締めはこまくさの湯。山帰りの温泉は最高です

🕐 タイムライン

【1日目】8:30ごろ 千畳敷駅を出発

快晴!八丁坂をゆっくり登ります

10:00ごろ 乗越浄土〜宝剣山荘で受付

ここで頂上山荘の小屋じまいを知る…

11:30ごろ テント設営 → 午後は宝剣岳へ

鎖場アスレチックと「トロルの舌」

【2日目】5:00ごろ ご来光を見に山頂へ

雲海とご来光、富士山も見えました

9:40ごろ 千畳敷駅から下山

紅葉のロープウェイ → こまくさの湯へ

今回の学びポイント

💪 ① テント泊装備の八丁坂は「別物」

日帰りなら初心者向きと言われる道も、テント泊装備だと体感はまったく別物。こまめな休憩と、時間に余裕を持った計画がおすすめです。

📅 ② 山小屋の営業期間は事前確認

秋山は小屋じまいが早めです。売店や食事をあてにした計画なら特に要チェック。私たちはこれで山ごはんの楽しみがひとつ減りました…。

⛓️ ③ 宝剣岳は三点支持で慎重に

鎖場の連続なので、テント装備は置いて身軽になってから。無理だと思ったら引き返す勇気も大切です。トロルの舌は、見るだけでも十分絶景でした。

🏔️ まとめ

テント泊2回目の木曽駒ヶ岳は、快晴・雲海・ご来光・紅葉と、ご褒美てんこ盛りの2日間でした。小屋じまいの誤算はありましたが、それも含めて良い経験。少しずつテント泊にも慣れていきたいと思います。

さて、次のテント泊はどの山にしようかな。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

管理人
管理人
駆け出しブロガー
はじめまして、「おいじ」です。
40代になってから、夫婦でのんびり登山を始めました。体力に自信があるわけではありませんが、「まだ見ぬ景色に出会いたい」という気持ちで、マイペースに山を楽しんでいます。
最近はカメラにも挑戦中の初心者です。
このブログでは、アラフィフの無理しない登山や装備、夫婦登山のあれこれを、同じ目線でゆるっと綴っています。
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